[ 政治・経済 ]
(2017/2/13 10:00)
【ベルリン時事】ドイツのガウク大統領の後任を決める選挙が12日、連邦議会(下院)議員と州代表者で構成する連邦大会議で行われ、連立与党が推すフランクワルター・シュタインマイヤー前外相(61)が選出された。任期は3月19日から5年。
シュタインマイヤー氏は選出後、「(自由と民主主義の)基盤を守らなければならない」と演説した。同氏はメルケル首相のキリスト教民主・社会同盟と連立政権を組む社会民主党出身。社民党中心のシュレーダー前政権で首相府長官になり、メルケル政権では2度外相を務めた。
社民党は9月の下院選挙に向け、シュルツ前欧州連合(EU)欧州議会議長を首相候補に選んだ後、支持率が急上昇し、民主・社会同盟と肩を並べている。シュタインマイヤー氏の大統領選出が社民党をさらに後押しする可能性もある。
ドイツの大統領に政治の実権はなく、主に儀礼面の役割を担う。
(2017/2/13 10:00)