[ ロボット ]
(2017/2/24 05:00)
東京大学大学院情報理工学系研究科の石川正俊教授と黄守仁特任研究員らは、ロボット自らが加工対象を見てアームの先を微調整するビジョンフィードバックシステムを開発した。撮影速度が1000分の1秒の高速カメラで対象の位置を捉え、レーザーや溶接などの加工機先端の位置を修正する。ラフなティーチングで済むため、効率を大幅に改善できる。
ロボットなどのアーム先端に高速カメラや位置を修正するアクチュエーターを搭載する。修正範囲は2センチメートル四方で、加工対象をカメラで捉えて位置を自動修正する。ロボットの軌道を粗くティーチングしても高精度加工が可能。加工対象がベルトコンベヤーで振動するなど、動いている対象にも追随できる。
ソニーのビジョンチップを採用し、高速カメラと位置情報処理ユニットを60グラムに軽量化した。二次元アクチュエーターなどを含めて340グラムに抑えた。アームの先端に搭載しやすい。撮影と位置修正が1000分の1秒と高速なため、ロボット本体の動きよりも速く修正できる。
(2017/2/24 05:00)
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