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[ 科学技術・大学 ]
(2017/2/28 13:00)
(ブルームバーグ)イーロン・マスク氏率いる宇宙ベンチャー企業、米スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)は、来年後半に月軌道に民間人2人を送り込む計画があることを明らかにした。同社は国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行に向け、米航空宇宙局(NASA)と協力を続けている。
同社によると、「かなりの額の手付金」を払った2人の乗員は、この後健康診断と体力テストを受け、年内に訓練を開始する。同社は2人の身元や支払額を明かしていない。
スペースXは、民間人計画で使われる宇宙飛行用ロケット「ファルコンヘビー」はこの夏、最初の試験飛行を終了するとしている。
スペースXはこのほか、ISSへの無人飛行を年内に、初の有人飛行を18年4-6月期に行う計画を明らかにした。同社はNASAから42億ドル(約4700億円)規模とされるISS物資再補給契約を獲得している。
同社は発表文で「NASAも奨励していた民間人による飛行の実現により、政府の長期的な費用負担は減り、飛行信頼性の実績が積み上げられ、ひいては政府と民間の両方の飛行計画に恩恵をもたらす」と述べた。
原題: Musk’s SpaceX Plans 2018 Flight Circling Moon With Civilians (1)(抜粋)
(2017/2/28 13:00)