都、豊洲問題会議で築地の改修を提示

東京都は２９日、豊洲市場（江東区）問題について検証する第７回市場問題プロジェクトチーム会議（小島敏郎座長）を開き、築地市場（中央区）の近隣に仮設施設を設け、営業しながら改修・整備する考えを初めて示した。設計１年、工期６年で改修工事費用は５００億円。衛生管理やコールドチェーンの高度化などを加えると８００億円。４月に開く会議で素案にし、５月の会議で正式案にまとめて示す方針。

小島座長は「これまで審議して出てきた課題だ。さらに審議していく」と語った。種地を作るための中央区との調整などは今後詰める。

小池百合子知事が２０１６年１１月に示した工程表の通り、５月にも報告書をとりまとめる考えも示した。