[ 政治・経済 ]
(2017/3/31 19:00)
官民一体の消費喚起策「プレミアムフライデー」の2回目が31日、実施された。年度末の企業などでは早帰りが難しいため盛り上がりに欠けるが、石塚邦雄経団連副会長(三越伊勢丹ホールディングス会長)は「できるところからやっていく。その輪を広げることに意味がある」と強調した。
東京都心では、プレミアムフライデーで推奨されている退社時間の15時ごろから雨が降り出した。東京国立博物館(東京都台東区)平成館の前庭では、経済産業省や経済団体で構成するプレミアムフライデー推進協議会が、夜に文化を楽しむプロジェクトと花見を組み合わせたイベントのPRを実施した。
柴田和憲アサヒビール副社長は「前回(2月)のプレミアムフライデーでは、料飲店や量販店で反響があったと聞いている。さらに消費が活性化することを期待している」と話した。銭谷眞美東京国立博物館館長はプレミアムフライデーについて「働き方や生き方、ワークライフバランスの見直しになるのではないか」と述べた。次回、4月のプレミアムフライデーについて、石塚経団連副会長は「暖かくなり、大盛り上がりを見せるだろう」と期待した。
(2017/3/31 19:00)