[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】7月納車開始の米テスラ「モデル3」、最終プロトタイプはこんな感じ

(2017/4/10 14:00)

  • テスラ「モデル3」の最終プロトタイプ(Williams/SpiedBilde/Bloomberg)

(ブルームバーグ)電気自動車(EV)メーカー、米テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は3月下旬、新型セダン「モデル3」の最終プロトタイプの試運転風景を映した短い動画を公開した。そして4月5日には米カリフォルニア州パロアルトのテスラ本社付近でディープ・メタリック・ブルーのモデル3が目撃され、ブルームバーグはその姿を撮影した。

  • 助手席に装備された赤く光るボタン(Williams/SpiedBilde/Bloomberg)

 1000ドル(約11万円)の予約金が必要なモデル3の先行予約は、すでに約40万件入っている。生産計画は非常に強気で、同社がマスクCEOが掲げた生産目標を全て達成するためには、来年末までに約43万台を生産しなければならない。最大の競合車と目す独BMWの「3シリーズ」を販売台数でしのぐ必要もある。

 モデル3の外観で特に目立つのは、フロントグリルがないことだ。もっとも、EVはガソリン車と違いグリルが必要でない。フォード「マスタング」とポルシェ「911」のスタイリングにヒントを得ているのかもしれない。

  • ポルシェ「911」のスタイリングに似ている?(Williams/SpiedBilde/Bloomberg)

 内装が最終的にどうなるか、どの程度の自動運転機能が搭載されるかは謎のままだ。われわれが撮影に成功した写真では見えにくいが、助手席側に赤く光るボタンがついているのは確認できる。自動運転から急きょ人間の運転に切り替えるオーバーライドのボタンか、それとも別のボタンなのか。可能性はいくらでもある。

 テスラは最終版のモデル3の納車を7月に始める計画だ。最初の数千台は先行予約した従業員向けで、その後カリフォルニア州を皮切りに一般向けの納車が行われる。

(2017/4/10 14:00)

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