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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/4/11 10:00)
(ブルームバーグ)米電気自動車メーカー、テスラ・モーターズが時価総額でゼネラル・モーターズ(GM)を抜き、同ベースで全米首位の自動車メーカーとなった。
テスラ株は10日の米株式市場での早い時間の取引で一時3.7%高となり、これにより時価総額は510億ドル(約5兆7000億円)に膨らんだ。同社の時価総額はニューヨーク時間午前9時35分時点でGMを約17億ドル上回った。その後は、両社が時価総額の首位争いを展開している。
今回の動きは、ゆくゆくは電気自動車が業界で中心的な存在になるとのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の考えを市場が支持していることを示している。テスラは年内に新型セダン「モデル3」の投入を予定。一方でGMは価格などが同様の「シボレー・ボルト」をモデル3に先駆けて投入しており、その面ではGMはテスラに勝っているが、GMよりずっと規模が小さく黒字になることもめったにないテスラが高めた市場の熱気には対抗できていない。
パイパー・ジャフレーのアナリスト、アレクサンダー・ポッター氏は「テスラは楽観や自由、挑戦などさまざまな多くの感情を喚起させる。当社の見解では、それは他社にはまねできないことだ」と指摘。「競合他社がテスラに追いつこうと躍起になっても、捨て鉢にしか見えないだろう」と続けた。
(2017/4/11 10:00)