[ ICT ]
(2017/5/17 13:30)
(ブルームバーグ)米アップルは6月前半に開くアプリケーション開発者向け会議で、ノート型パソコン(PC)の最新機種を発表する計画だ。タブレット「iPad(アイパッド)」の販売減少に歯止めをかけ、マイクロソフトからの新たな攻勢を抑えることにつながる可能性がある。
事情に詳しい複数の関係者が社内情報であることを理由に匿名を条件に語ったところによると、アップルは3種類の新型ノートPCを計画中。「MacBook Pro(マックブック・プロ)」では米インテル製の高速プロセッサー「Kaby Lake(開発名)」を搭載し、12インチ型「MacBook」の新バージョンもインテル製の高速チップを採用する方針。また、同社製ノートPCで最も低価格の13インチ型「MacBook Air(マックブック・エアー)」は予想外の好調が続いていることから、新しいプロセッサーを搭載した最新版を検討していると関係者の1人は話した。アップルとインテルはコメントを控えた。
マイクロソフトは今月、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」のより安定的なバージョンを搭載したノート型PC「サーフェス」を発表した。起動時間が短く、タッチスクリーンを備えた同製品は、アップルのマックブック・エアーの対抗製品として広く受け止められている。アップルはパソコン製品を刷新して攻勢をかわし、マックの最近の勢い持続を目指すとみられる。
(2017/5/17 13:30)