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[ トピックス ]
(2017/6/1 05:00)
東芝の半導体メモリー事業の売却手続きが難航している。5月30日には入札の意思を表明している産業革新機構が、正式決議を見送った。債務超過回避のため売却先の選定を急ぎたい東芝と、公的資金を投入する意義を探る政府側に齟ごが生まれ始めている。事態を複雑化させているのが、なかなか実態の見えてこない「日米連合」だ。他の入札者からは深まる混迷にいら立つ声も出ている。(政年佐貴恵)
【WD参画?過半出資を不安視−革新機構、ハードル多く】
「ファンドと事業会社ではそもそも出資に対する考え方が違う。最初からそれを無視して、数字がまとまればいいと進めたことに無理があったのではないか」―。革新機構の幹部はいらだちを隠さない。
東芝は19日にメモリー子会社「東芝メモリ」への2次入札を締め切った。投資ファンドの米コールバーグ・クラビス・...
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(2017/6/1 05:00)
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