[ ロボット ]
(2017/6/7 12:30)
自律飛行するドローンの離着陸に加え、自動的に機体のバッテリーへの充電も行えます-。プロペラが四つ付いたクアッドコプター型のドローン本体とともに、こうした持ち運びできる箱型のベースステーションを実用化したのがフランスのスタートアップ企業、スカイテック(Skeyetech、メリニャック市)。
同社は2014年創業。15人のエンジニアを抱える。来日したグレゴワール・リナール・ド・ゲルトシャンCEOは、「救難救助や警備、インフラ検査などに使われている」と言い、日本での代理店や技術パートナーを探している。
ドローンは全長40センチメートル、重量3キログラム。1回あたり50キロメートルの距離を飛べるという。オープンソースの自律飛行ソフトウエアを基本に、独自開発のソフトを組み込んだ。オペレーターとは4G/LTEの携帯通信網を介してやり取りし、機体搭載カメラによるリアルタイムの動画フィードバックや、センサーで異常などを検知しての警報発信も可能。
用途は各種調査、地図製作、警備、防衛、海や山での救難救助、橋をはじめとするインフラ・設備の検査など。「16年だけで50機のドローンが売れた」(リナール・ド・ゲルトシャンCEO)としている。
(2017/6/7 12:30)