[ 地域経済 ]
(2017/6/10 05:00)
東京都の小池百合子知事は9日、定例会見を開き、国際金融都市・東京の実現を目指す「国際金融都市・東京」構想骨子を発表した。今後、国内外の有識者らで構成する「国際金融都市・東京のあり方懇談会」(斉藤惇座長)での議論や最終提言を踏まえ、都として9月ごろをめどに構想案を策定する。
骨子は「魅力的なビジネス面・生活面の環境整備」「東京市場に参加するプレーヤーの育成」「金融による社会的課題解決への貢献」の三つの柱からなる。小池百合子知事は、「新規参入促進のため、政策減税として法人二税の軽減を検討し、国にも働きかける」と説明。その上で、「起業家、投資家、研究機関などの誘致促進を通じてフィンテック産業、資産運用業者の誘致育成を進める」とした。
22日には、モルガン・スタンレー・ホールディングス(東京都千代田区)のジョナサン・B・キンドレッド社長やゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(東京都港区)の桐谷重毅社長ら外資系金融機関トップを都庁に招いて意見交換する。
(2017/6/10 05:00)