[ 政治・経済 ]
(2017/6/14 05:00)
国土交通省は、生ゴミを砕いて排水管に流す「ディスポーザー」を応用し、高齢者や赤ちゃんが使った紙おむつを下水道に流せるシステムを構築するための研究に乗り出す方針を固めた。下水道で処理できるようにすることで、介護や子育ての負担を軽減する狙いがある。
おむつ処理については2016年12月、女性の視点で将来の住まいや下水道の在り方を考える研究会が報告書をまとめた。報告書は、おむつを下水道で処理することにより、「ゴミ出しがなくなり、収集日まで保管することで生じる衛生上の問題を解決できる」と指摘。介護者の負担軽減に加え、衛生面などで高齢者本人の生活の質の向上につながり、自宅で暮らせる要介護者の割合が高まることも期待されると提言した。これを受け、国交省はおむつの下水道処理が可能かどうか検討することにした。
同省は、一般家庭などのトイレの便器横に投入口を設置し、ディスポーザーで処理して下水道に流すことを想定。早ければ本年度中に有識者委員会を設け、具体的な仕組みを探る。民間企業と連携し、下水道に流せる素材のおむつやディスポーザーの開発について議論する。
(2017/6/14 05:00)
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