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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/7/15 09:30)
配車サービス最大手の米ウーバー・テクノロジーズ(サンフランシスコ)の株主や取締役会が、同社の一部株式をソフトバンクグループはじめ、ほかの投資家に売却することについて議論したとブルームバーグが報道した。
ウーバーは未上場ながら企業評価額が690億ドル(約7兆7000億円)とされる世界最大のスタートアップ。その一方で、セクハラ(性的嫌がらせ)や社内での差別など度重なる不祥事により、創業者CEOの辞任や幹部人材の流出が続いている。さらに米リフトなどライバルとの競争も激しくなっていることから、持ち株を減らしたい初期株主の意向が強く働いているという。
株式売却については、創業直後からウーバーに対し資金支援をしてきたシリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)、ベンチマークが主導。同社は主にアーリーステージの企業に資金を供給するVCで、他にもツイッターやドロップボックス、スナップチャット、イェルプ、ウィーワークなど名だたるスタートアップへの出資実績がある。
ただ、どれくらいの株式がいくらで売りに出されるかは不明。売却についてもウーバーの取締役会で承認される必要がある。2009年に同社を創業したトラビス・カラニック氏は6月にCEOを辞任したとはいえ、取締役のポストにはとどまっており、初期株主の持ち株売却に反対しているとされる。
(2017/7/15 09:30)