[ ロボット ]
(2017/8/21 05:00)
大阪市立大学工学研究科の今津篤志講師らの研究グループは、特別な技量がなくてもケーブル給電の無人マルチコプターを容易に操縦できるアシスト技術を開発した(写真)。マルチコプターに張力センサーと角度センサーを搭載し、ケーブルによる影響を解消。橋梁やトンネルの点検など高所作業の代替策として導入しやすい。今後、ハンマーによる打音検査などに代替する技術開発も目指す。
同研究グループは、搭載したセンサーでケーブル張力を算出。重力とケーブル張力が釣り合ってバランスを保ちながら、飛行するのに必要な推力や角度も計算し、自動制御に組み入れた。無線マルチコプターを扱える操縦者がそのままケーブル給電でも対応できる。ある程度離れた場所での飛行もしやすくなる。今後、ケーブル振動時の安定性向上を図る。
ケーブル給電マルチコプターはバッテリー容量の考慮が不要で、飛行時間が無制限になるのが利点。一方、ケーブルでマルチコプターが引っ張られるなどの影響を考慮できる熟練者が必要だった。
(2017/8/21 05:00)
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