[ ICT ]
(2017/8/25 13:30)
(ブルームバーグ)米アップルはリビングルームに革命を起こすというビジョンに立ち返り、9月に開催するイベントでテレビ用セットトップボックス(STB)「アップルTV」の新製品を発表する計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
「iPhone(アイフォーン)」や「アップルウオッチ」の新機種と共に披露される見通しの新型アップルTVは、4K解像度の動画のストリーミングができる高速処理機能を備えているという。関係者は計画が未公表だとして匿名を条件に話した。アップルはまた、2016年に投入したアプリ「TV」の最新版を試験しているという。
パークス・アソシエーツが今月公表した調査によれば、アップルの3月末時点の米STB市場シェアは15%にとどまり、ロクやアマゾン・ドット・コム、アルファベット傘下グーグルに後れを取っている。
アップルのルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は今年のブルームバーグとのインタビューで、昨年10-12月期のアップルTV販売は前年同期比マイナスになったと述べていた。同社はまた、ドラマなどの番組や他の動画コンテンツの制作でアマゾンやネットフリックスにリードを許している。
新型のアップルTVはハイダイナミックレンジ(HDR)にも対応する見通し。アップルの広報担当はコメントを控えた。
原題: Apple Is Said to Plan 4K TV Box Reveal in New Living Room Push(抜粋)
(2017/8/25 13:30)