[ ロボット ]
(2017/8/26 21:00)
原発事故現場などのいち早いモニタリングに役立てようと、人間が近づけない場所まで監視用のヘビ型ロボットをドローンが運ぶシステムの研究開発に、韓国原子力研究所(KAERI)ロボット研究所が取り組んでいる。そのデモ映像を共有サイトのユーチューブに22日公開した。
多数のジョイントをつなげた形のヘビ型ロボットは、体をくねらせながら草むらや不整地を走行し、前進だけでなく横方向にも移動可能。垂直方向に伸びる配管に巻きついて上り下りすることもでき、ロボットの頭部に装着したカメラで現場周辺の画像を送信する。
さらに、ロボットの細長い体を丸めて「コ」の字型にすることで、飛来したドローンと連携しながらドローンのグリッパーで空中に持ち上げられ、現場近くまで搬送される。グリッパーが開いて地上に降ろされた後は、ロボットが自走。ドローンでは入り込めない狭い場所を探索し、配管のガス漏れやひび割れなどを検知したり確認したりするのに使われるという。
(2017/8/26 21:00)