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[ エレクトロニクス ]
(2017/9/20 05:00)
シャープは19日、11月中旬から福山事業所(広島県福山市)で、緑色半導体レーザーの量産を始めると発表した。すでに販売している赤色半導体レーザー、青色半導体レーザーと組み合わせ、フルカラーモジュールとして訴求する。緑色半導体レーザーは金属パッケージで直径5・6ミリメートルの標準型と、同3・8ミリメートルの小型の2種用意した。消費税込みのサンプル価格は、いずれのサイズも1万800円。
シャープは同モジュールを超小型プロジェクターや、ヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)、自動車用ヘッドアップディスプレー(HUD)などの光源として2018年にも提案を始める。センサー用の赤外線レーザーと組み合わせることもできる。
緑色半導体レーザーのピーク発振波長は、515ナノメートル(ナノは10億分の1)。出力は30ミリワット。10月20日にサンプル出荷を始める。量産は月100万台を計画する。
(2017/9/20 05:00)