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[ 科学技術・大学 ]
(2017/9/25 05:00)
阪神高速道路は国産スーパーコンピューター「京(けい)」を使い、地震の震源域から高速道路に及ぶ揺れの影響の予測を始める。実験による検証が難しい橋脚などの挙動を、毎秒1京510兆回(京は兆の1万倍)の計算速度を持つ京を活用して大規模にシミュレーションする。構造物の耐震対策、地震が発生した後の緊急輸送計画の策定などに役立てる。2020年3月をめどに、総延長の9割超にあたる阪神地区の約250キロメートルの解析を完了する。
阪神高速道路は1995年1月の阪神・淡路大震災後、地震の影響の解析や耐震対策の研究を進めてきた。ほぼ全線にわたり揺れが予測できれば、構造物の耐震対策や復旧計画、地震発生後の交通への影響、緊急輸送路の確保などが高度化できる。
同社は新たに京を用いた地震影響予測「地震応答シミュレーション」を、名古屋工業大学、宮崎大学発ベンチャー企業の地震工学研究開発センター(宮崎県高鍋町)、...
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(2017/9/25 05:00)
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