田辺三菱製薬、植物由来のワクチン臨床 季節性インフル向け

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田辺三菱製薬は２７日、カナダ子会社のメディカゴ（ケベック市）を通じて植物由来の季節性インフルエンザワクチンの第３相臨床試験を、欧米やアジアの７カ国で始めたと発表した。順調に進めば、北米で２０２０年のインフルエンザシーズンをめどに発売したい考え。日本国内は北米などの状況を見て臨床試験を行う。米国食品医薬品局（ＦＤＡ）に承認されると、植物由来のウイルス様粒子技術を用いた世界初のインフルエンザワクチンになる。従来の鶏卵培養法と比べ、期間を大幅に短縮したワクチン製造ができる。