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[ トピックス ]
(2017/10/13 05:00)
中国の政治イベントで最も重要な「中国共産党第19回全国代表大会(党大会)」が18日に開幕する。前回の第18回党大会で総書記に就いた習近平氏は1期目(5年)で別格の指導者を指す“核心”の地位を得て権力基盤を固めた。2期目はバブルの指摘もある経済をいかにかじ取りするかが注目される。中国経済の専門家に今後の行方を占ってもらった。(大城麻木乃)
津上工作室代表・津上俊哉氏「次世代台頭で潮目変わる」
―習近平政権の1期目の評価は。
「2012年に習氏が登板した時期は、経済の軌道修正が必要なタイミングだった。08年のリーマン・ショック後に実施した4兆元(57兆円)の景気対策は不動産などへの投資バブルを生み、誰の目にもやりすぎだった。政権発足当初は李克強首相が“リコノミクス”と称して投資頼みの成長から生産性を上げる成長への転換を試みた。だが不発に終わった」...
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(2017/10/13 05:00)
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