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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/10/24 05:00)
JR西日本は、車両が通過する際に不具合などを自動検知できる状態監視装置(イメージ)を国内で初めて導入する。三菱電機と共同開発し、電車の屋根上やパンタグラフおよび車輪の状態を把握できる。メンテナンス業務の効率化や省人化につなげる。約40億円を投資し、2018年春以降、在来線の車両配置箇所16カ所へ順次設置していく。
装置上部に設置した高感度カメラや測定センサーで、車両の屋根上状態やパンタグラフの摩耗度合いを監視する。
また車輪踏み面の形状や車輪の傷は、装置下部にある振動・測定センサーなどで検知する。車両状態の測定・記録は約1分で行え、作業員による目視や計測器を用いた調査に比べて約20分の1に短縮できる。
今後は運転台機器やブレーキなどに取り付けたセンサーからもデータを取得し、より詳細な車両状態を把握するシステムの導入を検討する。
(2017/10/24 05:00)