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[ 科学技術・大学 ]
(2017/10/25 11:30)
【エルサレム時事】物理学者アインシュタインが東京滞在中、幸福な生活の極意について記した手書きのメモが24日、エルサレムの競売商ウィナーズのオークションに出品され、156万ドル(約1億7700万円)で落札された。AFP通信によると、ウィナーズの広報担当者は「イスラエルにおける資料のオークションでは史上最高額だ」と話した。
競り落としたのは欧州人だという。競売は2000ドルから始まったが、瞬く間に値段がつり上がり、予想落札価格の5000~8000ドルをはるかに超えた。
アインシュタインは1922年に訪日。日本に向かう船上でノーベル物理学賞の授賞通知を受けた。東京の帝国ホテルに滞在していた際、手紙を届けに来た日本人の配達人にチップの代わりとして手渡したのが今回出品されたメモだった。
縦21センチ、横13センチの帝国ホテルの便箋に書かれたメモには「静かで質素な生活は、絶え間ない不安に縛られた成功の追求より多くの喜びをもたらす」と書かれている。
同時に書かれたもう1枚には「意志あるところに道は開ける」と記されており、24万ドルで落札された。
(2017/10/25 11:30)