[ その他 ]
(2017/10/26 05:00)
ファミリービジネスにとって事業承継のタイミングや方法は難しい。31歳で、軽井沢の老舗旅館にすぎなかった星野温泉旅館を引き継ぎ、今や国内35施設、海外2施設まで成長させた、星野リゾートの星野佳路代表に、事業承継のあり方や今後の課題などを聞いた。
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―若い世代では、親の会社や事業を引き継ぐことに、二の足を踏む人も増えています。
「家業を継ぐというと、七光とか、楽しているなど、周囲からネガティブなイメージで見られることが確かにある。ただ家業がある家は限られているし、誰もができることではない。チャンスがあるなら、そのチャンスはとるべきだ」
【承継はベンチャー】
―事業承継に求められることは。
「経営者になるということが約束されている代わりに、絶対にリスクをとって会社を成長させなければならない。そう考えたとき、事業承継は非常にチャレンジングな仕事に変わる。その意味で事業承継は、一つのベンチャーだ」
【跡を継ぐ−迷いなし】
―ご自身が事業承継を意識したのは。
「軽井沢の旅館で生まれ育ち、子どもの頃から4代目として紹介されていた。物心ついた時から、跡を継ぐものだと思ってた。継ぐことを迷ったこともないし、自然とそうなっていた」
―どのように会社を大きくしようと考えたのでしょうか。
「父の跡を継いだ時の最大の問題点は人材不足。当時、旅館で働きたいという人が全然おらず、探すのがたいへんだった。ここから2001年までの10年間、軽井沢を動かず、働き方改革を進めつつ、戦略を練った」
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(2017/10/26 05:00)