[ 機械 ]
(2017/10/27 05:00)
【深圳(中国)=茂木朝日】日本電計の中国法人、電計貿易(上海)と日刊工業新聞社が共催する第17回「深圳共同計測・試験設備展示会」が26日、中国・深圳市のセントーサホテル翡翠店で開幕した。開催期間は27日まで。2日間で約1200人の来場を見込む。日本電計の柳丹峰社長は「電気・電子業界が伸び盛りの中国市場でのさらなる需要拡大を見込む」と期待を込めた。
今回、出展するのは、計測器や分析機器などを手がける56社。セリック(東京都中央区)は、逆光の環境下でも対象物を照らせる人工太陽照明灯「XELIOS(ゼリオス)」を出展。佐藤郁夫社長は「今回の出展により、自動車産業の発展が著しい中国で売り上げを伸ばす機会にできれば」と語る。
初出展の中央精機(東京都千代田区)はクランプ不要で位置決め調整後に動かない「フィックスステージ」を出展する。遠藤善章取締役営業本部長は「昨年の電計貿易主催の上海での展示会出展は言葉の壁でためらったが、今年は出てみようと一念発起した」という。リーダー電子の薄井兼一営業部市場開拓グループマネージャーは「来場者に興味を持ってもらっていると感じる」と手応えを語る。
このほか、ハイオス(千葉県松戸市)が出展する初心者でも高精度なネジ締めができる電動ドライバー「BLG―01」など、個性あふれる展示となっている。技術セミナーも開き、2日間で合計8講演を行う。27日はSYCATUS(シカタス、東京都八王子市)の四方誠社長の「高速光通信システムにおけるレーザ雑音測定の最新情報」など4講演を予定する。開場とともに来場者でにぎわっており「開場時から想像以上に来場者が多い」(電計貿易)という。今回、深圳で開催することで、華南地区(惠州、東莞、珠海、広州)から技術者らの来場を見込んでいる。
(2017/10/27 05:00)