[ ICT ]
(2017/11/22 05:00)
NTTドコモとシンガポール法人の「NTTドコモアジア」は松井製作所(大阪市中央区)と共同で、東南アジアでプラスチック成形の生産効率化に向けた実証に取り組む。松井製作所の金型温度調節機に設置されたセンサーからデータを取得し、そのデータをドコモアジアが開発したIoT(モノのインターネット)基盤で可視化し、製造現場の業務改善に役立てる。
センサー付きの金型温度調節機を用いてインドネシアのプラスチック成形工場で実施する。IoT専用のソフトウエアと、ネットワーク、センサーをつなぐIoT基盤を活用し、取得したデータをパブリッククラウド上で見える化する。
さらにデータを分析し、トラブルによる設備停止時間の削減や不良品の発生防止につなげる。将来は機械学習や人工知能(AI)を活用し、収集データをプラスチック成形の生産性向上に生かす。
東南アジアにはプラスチックの納入先となる日系の自動車メーカーや電機メーカーなどが数多く進出していることから、IoTによる品質管理のニーズは高いとみており、早期の実用化を目指す。
(2017/11/22 05:00)
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