[ 機械 ]
(2017/12/4 05:00)
日立造船は企業連合(JV)を組み進めていた、新潟県村上市の岩船沖に洋上風力発電設備を建設する計画について事業を中断する。建設費などのコストを試算した結果、現在の技術では採算が取れないと判断した。同社は事業参画企業と事業実施主体である同市関係者から成る、事業推進委員会のメンバーからも外れる意向だ。
日立造は洋上風力発電を新事業の有望な分野と位置付けている。岩船沖の事業は、日立製作所や住友電気工業などと共同で計画を進め、設計・調達・建設(EPC)部分の検討などを担ってきた。日立造は国内で複数の洋上風力発電の実証に関わり、技術開発に取り組んでいる。今後も技術開発を継続し低コスト化につなげる。
(2017/12/4 05:00)