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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/12/12 22:30)
JR西日本は12日、東海道・山陽新幹線を走るN700系車両の車体を支える台車に亀裂が入っていたと発表した。JR西は詳細を調査する。同じ車両メーカーで同時期に製造された台車の緊急点検もしたところ、異常はなかったという。
運輸安全委員会は事故につながる恐れがあったとして重大インシデントに認定。調査官3人を名古屋市に派遣した。同委によると、新幹線の重大インシデントは初めて。
JR西によると、台車は、11日午後5時3分ごろに名古屋駅で運転を中止した博多発東京行き「のぞみ34号」の13号車で使用されていた。異音や焦げたような臭いが発生していたため、名古屋駅で床下を点検したところ、鉄製台車枠の車軸を固定する部分1カ所に大きさ不明の亀裂が見つかったほか、モーターと車軸をつなぐ歯車箱で油が漏れていた。
10日の始発前の点検では異常はなく、亀裂などはその後に発生したとみられる。のぞみ34号の乗客約1000人にけがはなく、後続列車に乗り換えた。(時事)
(2017/12/12 22:30)