【電子版】ソユーズ、発射台へ移動開始 金井さん17日打ち上げ

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  機関車に引かれ、組み立て施設を出るソユーズロケット。17日に金井宣茂さんらを乗せ、国際宇宙ステーションに向かう（15日、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地、時事）

発射台で垂直にされるソユーズロケット（15日、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地、時事）

　【バイコヌール（カザフスタン）時事】国際宇宙ステーション（ISS）に向かう金井宣茂さん（41）らが搭乗するロシア宇宙船ソユーズを乗せたソユーズロケットが15日午前、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地の発射台に向け、基地内の組み立て施設から移動した。

　ロケットは全長約49メートルで、日本のH2Aロケットとほぼ同じ。組み立て施設から横倒しのまま専用の貨車に載せられ運ばれた。約7キロを約2時間かけて発射台に到着した後、垂直に立てられた。

　金井さんと米ロの宇宙飛行士計3人が搭乗するソユーズは17日午後1時21分（日本時間同4時21分）に打ち上げられる。順調に飛行すれば、日本時間19日午後、ISSにドッキングする予定。

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  組み立て施設から発射台まで、列車で運ばれるソユーズロケット（15日、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地、時事）

来年6月まで宇宙滞在

　林芳正文部科学相は15日の閣議後記者会見で、金井さんのISS滞在について「来年6月3日までのおよそ半年間を予定している」と明らかにした。林文科相は「これまでの訓練を生かし、ISSの運用や科学実験などの任務を全うしていただきたい」と述べた。（時事）