[ 政治・経済 ]
(2017/12/16 07:00)
防衛相会談、英空母派遣は重要な意義
【ロンドン時事】小野寺五典防衛相は14日午後(日本時間15日未明)、英国のウィリアムソン国防相とロンドンで会談した。海洋進出を活発化させる中国を念頭に、両氏はアジア太平洋地域の航行の自由確保に向け連携していくことで一致。ウィリアムソン氏は、英軍の空母クイーン・エリザベスを同地域に派遣する方針を表明した。
ウィリアムソン氏は、海洋安全保障について「英国が歴史の中で役割を果たしてきた自負がある。今後も世界にしっかり貢献していく」と強調。小野寺氏は「英空母派遣はプレゼンスを示す大変重要な意義がある」と評価した。
これに先立つ日英の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)では、英海軍フリゲート艦と海上自衛隊による共同訓練をアジア太平洋地域で実施することなどで合意。共同声明には「東・南シナ海の状況を引き続き懸念し、緊張を高めるいかなる一方的な行動にも強く反対」と明記した。
(2017/12/16 07:00)