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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/12/20 05:00)
鹿島は19日、建物工事で杭を打ち込む際の地盤調査用に、地盤調査車「miniGeo(ミニジオ)=写真」を開発、運用を始めたと発表した。従来車より小型化し、狭くて整地されていない場所で活用できる。調査時間は一般的なボーリング調査の約10分の1。複雑な地層の地盤で、多くの地点で調査が必要な工事で利用する。
ミニジオは回転打撃ドリルで、地盤を削孔する時のエネルギーで地盤の固さを調査する。既存の地盤調査車と比べ、車両の長さを約2分の1、重量を約3分の1に小型化。10トントラックで運搬できる。地盤が悪い場所でも使えるように走行装置にクローラーを採用した。
衛星測位システム(GNSS)を使った測量を行い、インターネットを介してクラウドサーバーにデータを蓄積する、といった計測・データ処理能力を備える。すでに3現場で地盤調査に適用した。
(2017/12/20 05:00)