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[ 環境・エネルギー ]
(2017/12/25 13:00)
切り替え急ぎ対応できず、供給受けられない工場も
【北京時事】中国税関総署は23日、11月の液化天然ガス(LNG)輸入量が前年同月比53%増の406万トンになったと発表した。中国北部を中心とする深刻な天然ガス不足で輸入が急増しており、ロイター通信によると、2016年12月の373万トンを上回って過去最高を記録した。
大気汚染対策として、石炭の暖房用使用を制限し、天然ガスに切り替える取り組みを急いだ結果、ガス不足に陥った。ガス供給を受けられなくなった工場も出始めており、景気への影響が懸念されている。
1~11月の累計では前年同期比48%増の3313万トンと、通年でも過去最高になると予想されている。ただ、LNGの受け入れ施設などが足りず、需要急増に対応できない可能性がある。
(2017/12/25 13:00)