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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/12/27 12:30)
アエロメヒコは、ボンバルディア以外にもエンブラエルやMRJについても導入を検討している(ケベック州ミラベルのボンバルディアのハンガー、ブルームバーグ)
メキシコの航空最大手、グルーポ・アエロメヒコはカナダの航空機メーカー、ボンバルディアの単通路ジェット機「Cシリーズ」の発注を検討していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米当局が決定した関税のために同シリーズのデルタ航空への引き渡しが実現しなかった場合、2018年中のアエロメヒコ納入が可能になるという。
交渉は非公開だとして匿名を条件に語った同関係者らによれば、アエロメヒコはボンバルディアではなく、ブラジルのエンブラエルと三菱航空機に短距離向け航空機を発注することも検討している。ただ交渉が発注につながるとの保証はないという。
トランプ政権は今月、米ボーイングの申し立てを受けボンバルディアのCシリーズに300%近い関税を課す最終決定を下した。同シリーズ納入を来年に開始する予定だったデルタ航空は、関税を支払う意向はないと表明し、米国製の航空機が利用可能になるのを待つ考えを示している。
アエロメヒコはデルタの発注結果に関係なく、Cシリーズに関心を示している。ただアエロメヒコは、エンブラエルの航空機ならびに三菱リージョナルジェット(MRJ)についても検討しているという。
アエロメヒコ、デルタ、上記の航空機メーカー3社はいずれもコメントを控えた。(ブルームバーグ)
(2017/12/27 12:30)