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(2018/1/16 05:00)
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解説:【電子版】コダックが仮想通貨に参入、「コダックコイン」誕生へ(1/10)
米コダックは130年前の1888年創業。言わずと知れた写真の代名詞のような企業だ。だが、デジタルカメラの登場とともに存在感を失い、2012年に倒産。翌年には連邦破産法適用から脱却し、デジタルイメージングや印刷サービス、ライセンスなどのビジネスに衣替えしたものの、赤字経営が続いている。
そんな老舗企業が米ラスベガスのCESに合わせて9日発表したのが、写真関連のデジタル台帳プラットフォーム「コダックワン」と独自の仮想通貨「コダックコイン」。英国のウエン・デジタルから技術ライセンスを受けて開発した。仮想通貨やブロックチェーン関連銘柄に市場の注目が集まっている時だけに、発表直後にはコダックの株価が倍以上に急騰するなど期待が広がった。
では、ほかの仮想通貨と何が違うかというと、写真家やそのエージェントなどが保有する画像作品の権利の記録をブロックチェーン技術で暗号化し、取引などをリアルタイムかつ安全・内密に管理するのに役立つという。プロやアマチュアの写真に加え、有名人を追いかけるパパラッチによるスクープ画像もすぐに現金化できるようになるかもしれない。いずれにしても重要なのは、その事業分野のプラットフォームを握ること。写真ビジネスを活性化させる仕組みとして、新たな「金鉱」となるかどうか。
(2018/1/16 05:00)