トヨタ、仏工場に４００億円 新設計思想で設備拡充

トヨタ自動車が小型車「ヤリス（日本名ヴィッツ）」を生産するフランス工場に約４００億円を投資し、生産設備を刷新することが分かった。２０１９年にも全面改良するヤリスに新設計思想「ＴＮＧＡ」を導入するのに伴い、生産体制を整える。トヨタは欧州では英国工場にも２億４０００万ポンド（約３７０億円）を投じ、ＴＮＧＡの設備に刷新すると１７年３月に公表しており、順次対応していく。

フランス生産会社のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・フランス（ＴＭＭＦ、バランシエンヌ市）に投資する。１６年の生産実績は約２３万８０００台。今回のＴＮＧＡ対応では生産能力の変化はほとんどないとみられる。