[ 機械 ]
(2018/1/23 05:00)
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は22日、主力ガスタービン「J形=写真」の最新機種である空気冷却方式の「JAC形」ガスタービンについて、発電効率が64%に到達したと発表した。JAC形は2016年12月に市場投入した。今回の成果により、同社が04年に設定した発電効率65%の目標達成に弾みを付ける。
60ヘルツ用のJAC形は排熱利用による蒸気タービン発電との複合サイクルで、57万5000キロワットの発電能力を備える。旧式の石炭火力発電設備をJAC形ガスタービンに置き換えることで、二酸化炭素(CO2)の排出量を約70%削減できるという。JAC形は同社高砂工場(兵庫県高砂市)に設置した実証設備で、1万4000時間以上に及ぶ商業運転を継続。99・5%の高い運転信頼性を誇る。
MHPSはこれまで、47基のJ形ガスタービンを世界で受注済み。うち41基を出荷し、26基が商業運転を開始している。
(2018/1/23 05:00)
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