- トップ
- 科学技術・大学ニュース
- 記事詳細
[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/3 05:00)
使用済みの単回使用医療機器(SUD)の再製造に関する普及や産業創出を目指す任意団体「単回医療機器再製造推進協議会」が発足し、2日に都内で会見を開いた。理事長には松本謙一サクラグローバルホールデング会長が就任。SUDの再製造に関する関係行政機関への提言や意見調整、技術課題の検討や、普及に向けた関連情報の提供などを行う。
協議会はオリンパスやホギメディカル、日本ストライカー(東京都文京区)などの医療機器・材料メーカー9社が参画。武藤正樹国際医療福祉大学大学院教授、上塚芳郎東京女子医科大学付属成人医学センター所長特任教授が最高顧問に就くなど、産学官が連携する。今後、医療関係者や医療機器メーカー、販売業者などに広く参加を呼びかける。事務局を松本財団(東京都中央区)内に置く。
松本理事長は会見で、「医療機器のイノベーション(技術革新)を促す一方で、医療費を下げる議論も必要だ。貴重な医療資源の有効活用、安全管理、環境保全、経済性の観点でSUDの再製造の普及に取り組みたい」と述べた。
(2018/2/3 05:00)