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(2018/2/6 05:00)
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9位 日立、ファナックなど新会社設立 AI活用で制御技術開発
■日立、ファナックなど新会社設立 AI活用で制御技術開発(2/1)
ファナックとプリファード・ネットワークス(PFN)はすでに提携関係にあり、そこに日立製作所が加わって新会社を立ち上げ、人工知能(AI)による産業・社会インフラ向けの制御技術を開発する。通常のAIはプログラムサイズや処理の重たさなどからクラウドのサーバーに置かれるケースがほとんど。ユーザー側の機器や装置がクラウドと連携し、通信を行いながらデータを処理している。
ただ、こうしたやり方だと、通信事情などでどうしても時間遅れが生じてしまうことがある。それに対し、PFNでは機器側(エッジ)のAIがデータを素早く処理し、リアルタイム制御を行う深層学習技術に強みを持つ。周囲の状況変化に素早い対応が必要な自動運転車などでも、エッジでのAIのリアルタイム処理が不可欠な要素となってきている。
さらに、ソフトやアルゴリズム以外に鍵となるのがAI用半導体。ファナックはAI分野で急成長を遂げる米エヌビディアと提携し、そのGPU(グラフィカル・プロセッシング・ユニット)を産業用ロボットに採用。エヌビディアのAIチップはトヨタはじめ自動運転車向けにも広がりを見せる。一方で、PFNはAI半導体の研究開発プロジェクトにも関わっていることから、同社の技術を組み込んだエッジコンピューティング向けAI半導体の早期実用化も期待される。
(2018/2/6 05:00)