[ ICT ]
(2018/2/13 07:30)
【シリコンバレー時事】スマートフォン市場の減速が鮮明になっている。米調査会社IDCによると2017年の世界のスマホ出荷台数(暫定値)は、前年比0.1%減の14億7240万台となり、本格的に普及が始まってから初めて前年を割り込んだ。高機能・高価格化により買い替えサイクルが長期化していることが主因。中国で落ち込みが顕著だ。
出荷台数は、初代iPhone(アイフォーン)が発売された07年に初めて1億台を突破。その後、2桁の伸び率が続き、13年に10億台を上回った。しかし、市場の成熟化に伴い16年は2.5%増にとどまっていた。
17年のメーカー別シェアは、韓国サムスン電子が21.6%で首位。米アップルが14.7%で2位だった。3位以下は華為技術(ファーウェイ、10.4%)、OPPO(オッポ、7.6%)、小米科技(シャオミ、6.3%)と中国勢がシェアを伸ばした。
(2018/2/13 07:30)