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[ エレクトロニクス ]
(2018/2/14 14:00)
東芝は14日の取締役会で、元三井住友銀行副頭取で、英投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズの日本法人会長を務める車谷暢昭氏(60)が会長兼最高経営責任者(CEO)に就く人事を決めた。4月1日に就任する。綱川智社長は最高執行責任者(COO)として続投する。
また東芝は14日、2018年3月期の連結業績予想を修正。第三者割当増資や米原子力関連の税負担の軽減で3月末の株主資本が4600億円に回復し、債務超過を解消できるとの見通しも発表した。
三井住友銀出身の車谷氏は、CEOとして中長期的な事業戦略の策定や対外活動を担う。東芝は、車谷氏の起用について「収益基盤強化や成長事業の育成には外部の知見を積極的に取り入れる必要がある」と説明した。車谷氏は三井住友銀時代に東京電力(現東京電力ホールディングス)など融資先の経営再建に携わった。
東芝は6月に開催予定の株主総会で車谷氏の取締役就任と綱川氏の再任を諮ることも決めた。(時事)
【略歴】車谷 暢昭氏(くるまたに・のぶあき)東大経卒。80年三井銀行(現三井住友銀行)入行、10年三井住友銀行常務執行役員、13年専務、15年副頭取、17年5月からCVCキャピタル・パートナーズ日本法人会長。60歳。愛媛県出身。
(2018/2/14 14:00)