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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/2/20 11:00)
独ダイムラーの「メルセデス・ベンツ」ブランドのディーゼル車に搭載された機器の制御に使われたソフトウエアについて、同社のエンジニアらが合法性に疑問を呈していたとされる報道について、同社はそれを認識していた米当局が何ら措置を講じていないと指摘した。
独紙ビルト日曜版の報道によると、複数のダイムラー従業員がこうしたソフトウエアは米国の排ガス規制に触れる恐れがあると警告していた。これら従業員の電子メールを引用している。これについてダイムラーの広報担当、イェルク・ホウェ氏は18日、電子メールで質問に回答し、ビルトが伝えた文書は「ダイムラーと29万人の従業員に損害を与えるために選択的に明かされたものだ」と主張。「当局はこれら書類について知っていた。そして提訴は行われていない」と述べた。
ダイムラーは米環境保護局(EPA)とカリフォルニア州大気資源局(CARB)に引き続き全面的に協力しており、内部調査の実施を求めた米司法省の要請にも応じているとした。19日の株式市場でダイムラーの株価は一時2.5%安となった。(ブルームバーグ)
(2018/2/20 11:00)