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[ 科学技術・大学 ]
(2018/2/21 21:30)
東京大の超小型衛星「たすき」のサブカメラで撮影したチベット付近の様子(14日撮影、東大・中須賀研究室提供、時事)
東京大は21日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の世界最小級ロケット「SS520」5号機で3日に打ち上げた超小型衛星「TRICOM-1R(愛称たすき)」が、地表の撮影や地上からのデータ転送に成功したと発表した。たすきには市販の部品が使われている。
東大によると、たすきは地上からの電波を捉えて気温などの情報を基地局に転送。搭載したキヤノン製カメラや、予備のサブカメラを使った地表の撮影に成功した。
たすきは災害現場など地上の通信手段がない場所からのデータを中継する役割を想定し、東大の中須賀真一教授らのグループが開発した。重さ約3キログラムで商用化を見据えて市販部品を使い、低コストで製作された。(時事)
(2018/2/21 21:30)