[ 機械 ]
(2018/2/26 05:00)
パナソニックは4月めどに二酸化炭素(CO2)冷媒式冷凍機の最大冷凍能力を、簡易施工で現状比5割増の30馬力に拡張するシステムを発売する。同社既製品の中で最大の20馬力CO2冷凍機と組み合わせ、配管の併用で施工費を2割弱削減し、出力は増大する。
コンビニエンスストアやスーパーでCO2冷凍機の採用が広がる中、大型ショーケース用などで、より大きな出力を求めるニーズに応える。
拡張用システムの価格は明らかにしていないが、最小構成で数百万円程度という。拡張用システムは、10馬力の専用冷凍機と、既存の熱交換系統との接続装置で構成している。新規導入に加え、すでに施工ずみの冷凍機の系統にも後付けで導入できる。
15馬力の冷凍機2台で30馬力を実現する従来の手法では、配管が増えて制御が複雑になる課題があった。
冷凍機で主流の冷媒「R410A」は地球温暖化係数(GWP)が2090と高い。一方、CO2冷媒はGWPが1と低く、地球温暖化防止の観点から小売店で普及が進む。
(2018/2/26 05:00)
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