[ 政治・経済 ]
(2018/2/25 07:00)
トランプ大統領は対中貿易赤字に「大き過ぎる」不満を訴え、対抗措置を含めた是正策を講じる考えを示唆した(20日、ワシントン=ブルームバーグ)
【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、離脱を表明した環太平洋連携協定(TPP)に関し、「復帰の可能性はあるが、かなり良い条件を得る必要がある」と述べた。中国に対する貿易赤字は「大き過ぎる」とし、対抗措置を含めた是正策を講じる考えを示唆した。
トランプ氏は、オーストラリアのターンブル首相との共同記者会見で「TPPは米国にとって良くない取引だ」と改めて批判。多国間貿易の枠組みより、交渉で圧力をかけて有利な条件を引き出しやすい2国間協定を志向する考えを強調した。
また、対中関係について、巨額の対中貿易赤字が障害になっており、「解決しなければならない」と訴えた。米国は中国などからの鉄鋼やアルミニウムの輸入制限を検討中。
(2018/2/25 07:00)