[ 金融・商況 ]
(2018/2/28 05:00)
MS&ADインシュアランスグループホールディングの1月のサイバー保険契約件数が前年同月比13・5倍となった。2017年の「ランサムウェア騒動」などを受けて企業のサイバー攻撃への意識が高まり、大企業だけでなく中小企業の契約も伸びた。
同社は1月にサイバー保険を刷新、三井住友海上火災保険の「サイバープロテクター」、あいおいニッセイ同和損害保険の「サイバーセキュリティ保険」として発売。中堅・中小企業でも加入しやすいよう三つのプランから補償を選択する分かりやすい商品設計とした。従来に比べ調査費用や対策費用の補償を充実させたことも好評だ。
企業を狙うサイバー攻撃は年々、巧妙化している。対策の不十分な下請け企業を通じて大企業の情報を狙うケースもあり、中小企業でも対応が急がれている。特に五輪の開催地はサイバー攻撃が増える傾向もあるため、20年に向けサイバー保険市場は一層拡大しそうだ。
(2018/2/28 05:00)
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