[ 政治・経済 ]
(2018/2/28 12:00)
【ワシントン時事】トランプ米政権が、大統領娘婿のクシュナー大統領上級顧問のアクセスできる機密レベルを、「最高機密」から「機密」に格下げしたことが分かった。米政治専門紙ポリティコ(電子版)などが27日報じた。
クシュナー氏は、機密情報取り扱いの正式な資格を得ておらず、政権発足以来、暫定的な資格で自由に最高機密に接触してきた。しかしケリー大統領首席補佐官が16日、最高機密へのアクセスについて正式資格者に限定させる方針を表明。資格取得に関する追加調査が遅れているクシュナー氏にもこの方針が適用された。
トランプ大統領は23日、クシュナー氏の機密扱いをケリー氏に一任する考えを表明している。今後、機密への接触が制限されることで、対中東・中国外交などで存在感を発揮してきたクシュナー氏のホワイトハウス内での立場にも影響を及ぼす可能性がある。
(2018/2/28 12:00)