[ ICT ]
(2018/3/1 05:00)
村田製作所は、場の雰囲気や会話の盛り上がりなどを可視化するプラットフォーム(基盤)サービス「NAONA(ナオナ)」の実証実験を始めた。ソフトウエア開発のフォンアプリ(東京都港区)と、親和保育園(神戸市東灘区)の2拠点で実施。室内に配置したセンサーで音声データを取得し、人工知能(AI)を活用して会話を分析する。実験結果を踏まえ、2018年度から本格的に商用化する。
フォンアプリでの実験は、会議で特定の人が一方的に話しているか、興奮して話しているかなどをグラフ化する。その結果を基に、社内コミュニケーションの活性化を狙う。
一方、親和保育園の実験は、子どもが騒いでいるかといった室内の状況を、離れた事務所から把握できるかなどを検証した。監視カメラを使わず、より自然な形で計測する方法としても期待される。(京都)
(2018/3/1 05:00)