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[ トピックス ]
(2018/3/15 05:00)
2018年春闘交渉で14日、経営側が自動車、電機、鉄鋼などモノづくり5産別で構成する金属労協(JCM)傘下大手労組への集中回答を行った。ベースアップ(ベア)に当たる賃上げ額平均(集計対象55組合中41組合)は1559円と昨年を525円上回った。組員数100人未満の中小労組の平均は2251円と大手を大きく上回り、政府が掲げるデフレ脱却に不可欠な「格差是正」「底上げ」に向け好スタートを切った。(特別取材班)
■「昨年上回る回答」 3%賃上げに弾み
JCMは人手不足や「人への投資」に向け、昨年要求と同水準の「3000円以上の賃上げ」を掲げて交渉に臨んだ。これに対し、大手自動車、電機などの経営側は「第4次産業革命」や産業構造の変化、世界貿易摩擦への懸念などを理由に交渉は難航。異例の集中回答日当日未明の決着となった。
14日昼、都内のJCM本部で開いた記者会見で、自動車総連会長を兼務する高...
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(2018/3/15 05:00)
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