[ 金融・商況 ]
(2018/3/22 11:00)
仮想通貨「NEM(ネム)」の普及を目指す国際団体、NEM財団(シンガポール)は20日、仮想通貨交換業者大手コインチェック(東京)から流出したネムの追跡を停止したと発表した。追跡停止の詳しい理由は明らかにされていないが、財団は「捜査機関に有用な情報を提供できた」と説明している。
財団は、コインチェックから1月26日に約580億円相当のネムが流出後、送金先の口座(アドレス)を特定する技術を開発。流出したネムを追跡し、国内外の交換業者に取引に応じないよう呼び掛けていた。
ただ、匿名性が高く資金洗浄など犯罪に利用されやすいインターネット空間の「ダーク(闇)ウェブ」で別の仮想通貨に交換されるケースも多かったとみられている。(時事)
(2018/3/22 11:00)