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(2018/3/27 05:00)
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■解説:“空飛ぶクルマ”開発支援 経産省、産業育成を加速(3/19)
空飛ぶクルマや自動運転ドローンタクシーの開発が世界中で活発化している。世界初の空飛ぶクルマの商業化を謳うのが、オランダのスタートアップであるPAL-V。3月上旬のジュネーブ国際自動車ショーで2人乗りの「リバティ」を公開した。2019年にも納車開始の予定で、価格は約30万ユーロ(約3900万円)という。
このほかにも、独ボロコプターや欧エアバス、米キティホークなどが自動運転ドローンタクシーの開発や飛行試験を進め、中国イーハンもアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府と協力しながら1人乗り自動運転ドローンの商業化を目指している。
配車サービスのウーバーや民泊のエアビーアンドビーのように、規制を超えた領域に勝機を見出し、世界にビジネスを広げていくのが有力スタートアップのやり方。世界の誰もやっていない新しいことに挑戦する場合、さまざまな規制や資金調達の問題が大きく立ちはだかるが、そこを突き崩していかないと先行者利得は得られない。
世界的なスタートアップを日本から生み出したいのであれば、「前例がない」という霞が関の常識を捨て去り、それこそ型破りな起業家を後押しする意識変革が、官にも民にも欠かせない。
(2018/3/27 05:00)