【電子版】エヌビディア、全世界で自動運転試験休止－米メディア報道

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  米エヌビディアの自動運転車向けシステムは世界中で370を超える企業が利用している（2月のCESで発表するジェン・スン・フアンCEO、ラスベガス＝ブルームバーグ）

　【ニューヨーク時事】米メディアは27日、米半導体大手エヌビディアが、米国や日本を含む全世界で自動運転車の公道走行試験を当面休止すると報じた。米配車大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車が試験中に歩行者をはねて死亡させたことを受けた措置。

　エヌビディアは、車載センサーやカメラが得た膨大な情報を処理する自動運転に欠かせない技術に強みを持つ。世界中で370を超える企業が同社のシステムを利用しているという。トヨタ自動車のほか、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン（VW）などと提携関係にある。

　ウーバーは、アリゾナ州の公道で18日に発生した事故を受けて自動運転車の走行試験を停止。トヨタ自動車の米子会社も試験休止を決めており、影響が広がっている。